陸羽「茶経」
世界で始めてのお茶専門書
 湖北省南部、チンリンの出身。
 彼が書した「茶経」全3巻には、当時(唐代618~907)後半までに、お茶について知られたいた事の全てが書かれていたとされている。
 お茶の淹れ方だけでなく、飲み方、効能、作法など、現代でも受け継がれる「お茶好きのバイブル」
 現在、「最初の頃のお茶は全て緑茶」と言われているけれど、陸羽は茶経でブラックティー(黒茶・現在の紅茶に当たるらしい)を高く評価している。
 が、紅茶を褒め称えた陸羽は、「お茶は本来繊細なもので、ゆっくり少しずつ嗜むもの」と言い、茶に混ぜ物をする事はダメ、と書いている。

ちなみに~この頃の中国人の誌~
  初めの一杯はくちびるを潤す
  二杯目は孤独をうちやぶり
  三杯目は空いたはらわたにしみわたる
  四杯目でかすかに汗ばみ
  五杯目は人を浄化する
  六杯目は不死の世界にいざなう
  七杯目は・・・いや、もう飲めない

※中国の茶器はカップが小さいので、三、四杯は楽に飲めます。

  朝の一杯は精神を刺激し、リフレッシュし、新たな思索の道を開く。
  食後の一杯は、口の匂いを消し去り、煩わしさを払う。
  忙しい時の一杯は、渇きをいやし、悩みを払いのけ、心を落ち着かせる。
  一日を終えたあとの一杯は、体全体を軽やかにし、疲れを解きほぐしてくれる。
  お茶を飲めば、医者は不要、そして気力を充実させる。
  お茶によって人は長生きになり、人生を楽しめるだろう。

どちらも作者不詳