コラム
6章・初めてのロンドンアフタヌーンティー

世の中本当に便利になりました。
日本に居ながら、英語が分からなくてもロンドンのレストランでアフタヌーンティーの予約ができるのですから。

というわけで、ロンドンでアフタヌーンティーの時間がやってまいりました。
有名なのはダントツでRitzやSavoyなんだろうけど、実際に人気のあるところはどこなんだ?と思って探してみると、英国版OKWaveみたいなところで「Dorchester」と「The Wolseley」が人気を二分しているのを発見。
ちなみに、どちらもTea Councilが選んだAward of Excellence2009に選ばれているようです。(もちろんRitzも)

ドレスコードがあると面倒だったので、一番気軽そうに見えたThe Wolseleyに行ってきました。
お店の種類としてはホテルでも紅茶屋でもなく「ちょっといいレストラン」みたいです。

もちろんここでもおバカを遺憾なく発揮!
16時に予約したのに、何故か16時半に予約したんだと思い込んでて30分の大遅刻。(しかも30分公園で時間潰してた)
それでも嫌な顔ひとつせずにちゃんと案内してくれました。
さすが英国クオリティ。でもほんっとすいません。

本当はクリームティーを頼むつもりだったのですが、いざ席に座ると欲が出てついアフタヌーンティーを注文。
そして登場したのがこちらです



おおおー、美しい。
さーて、食べるか!・・・と思ったけど、写真を見てもお分かりのとおり、
お皿が無いようでございます。

まさか、まさか3段重ねのお皿をひとつ食い尽くして使えと言うことか!?(※後からググったら、どうやら本当にそういう事だったようです)
(-ω-;)ウーン・・・と迷ったけれど、拙い英語で通じるかも分からないけど、やっぱりお皿をもらおうと決意。
なんかもう、「おれぁ忙しいんだよ!」って感じの猛スピードで店員さんが店内を競歩しているんですが、多少「Excuse me」と言ったところで相手にしてもらえないのですが、何とかひとり捕まえて「あのお皿は・・・」と聞いてみる。

おやすみません、みたいな事を言って、店員さん持ってきてくれました。
お皿とフォーク。ってフォークもなかったんかい。気づかなかったよ。

さてさて、「The Wolseley」ではこのような並びになっていますが、
ロンドンで紅茶屋を探していると案外多くのお店で、下段:スコーン 中段:サンドウィッチ 上段:ケーキ という並びのアフタヌーンティーを見かけます。
むしろ下段がサンドウィッチなのは珍しいほどに。

確かに、重心的なことを考えるとスコーンが最下層なのが合理的ですよね。
でもアフタヌーンティーの食べ方としては、「下段から食べるのが正式」と教えられます。
んじゃスコーンから食べるのですか?と思いきやそうでもなく。
やっぱりサンドウィッチからのようです。

かと思えば、サンドウィッチは「箸休め的な存在で、甘いのに耐えられなくなったら食べればいい」という説もあれば「スコーンが焼きたてだったらスコーンから食べる」という説もあり、総括すると

好きなように食べるがいいさ

という事らしいです。
周囲を観察しておりましたが、皆さん本当に気の向いたものからどんどん食べていってました。

私なりに色々と調べて、順番うんぬんより
アフタヌーンティー、ひいては紅茶を飲む時間をつまらないものにしてしまうのが最大のマナー違反なのではないかと思いました。

ヴィクトリア女王の逸話として有名なフィンガーボウルの話。
某国の王を晩餐に招いた時に、王はフィンガーボウルを知らずにその水を飲んでしまった。その時ビクトリア女王もフィンガーボールの水を飲んだ。というものがありますよね。
このとき、ヴィクトリア女王が「あらそれは本場英国では指を洗うものとして使うんですのよ」と言っていたら、確かに正しい事は言っていますが、果たしてそれは良い事だったのでしょうか?

紅茶に限らず、茶を飲むというのは、お互いに「もてなす」事だと思います。
そのために自分が気遣うべき事は気遣う、でも、相手にまで「本場英国では~」と言って自分のスタイルを強要するのは、
何か大事なものが抜け落ちているような、そんな気がします。

さて、いよいよ核心に触れねばなりませんか。
Tea Councilが選んだAward of Excellence2009。
さぞや紅茶が美味しいのだろうと期待していたのですが・・・・・・


そうでもない。


ショックです。ショックすぎます。
わざわざ片道15時間超をかけてたどり着いたというのに、
とってもとっても薄い。
なんじゃこりゃぁ。

いやでも、このお店が特別アレかもしれないし
期待を捨ててはいけない。

というわけで、2日目以降に期待しつつ、紅茶の旅は続くのでした。
ちなみにスコーンとケーキは非常に美味しかったです。

<< bakc ウエストミンスターへ  ラプサンスーチョンinロンドン next >>

Copyright(c)2012 Tea for Life All Rights Reserved.